試合開始後30分で、早くも娘は飽きている。 「おとうちゃまは〜?」試合なんだよ、当分。 試合に出ていないときも、だんなは審判などで忙しい。 相手をしてもらえない娘は、「お家に帰りたい〜」
おやつをあげて施設内を一周し、朝からの雨が上がってきたところで、表に連れ出す。 キノコと花つみにしばし興じる娘。「おとうちゃまに持ってってあげるの」
施設内のトレーニングジムがあいている。 じゅうたん敷きだしここで子供を遊ばせるかと、中に入る。 見れば、傾斜をつけてセットされた腹筋トレ用ボードが、滑り台のようである。 大はしゃぎでのぼったり、すべったり、ぶらさがったりしている娘。 これで時間が稼げるぞ。
ときどき様子を見に行く他は、だんなの試合はほとんど見ていない。 お昼を食べながら様子を聞くと、シングル戦では全勝しているとか。
団体戦で負けて、何の賞品ももらえなかっただんなのみやげは、 娘のつんだ「ねじ花」の花束だった。お疲れ様〜。